園長からのメッセージ

10月のおたより (17.10.13)

今年は中秋の名月(十五夜)は、104日(水)でした。良いお天気できれいな月を楽しんだ子どもたちも多かったことでしょう。真ん丸お月様に見えないのは私の目のせいかと思っていましたら、真ん丸になるのは次の日の十六夜(いざよい)だったようです。澄み切った夜空に輝く月光の美しさに、人の業ではない、神さまの御業を感謝する一夜でした。

秋は、子どもたちの成長を感じる季節です。運動会という楽しみな日を目当てにして、力や知恵を出し合いながら工夫する姿を見ていると、子どもたちの心が動いていることが分かります。異年齢のクラスで取り組む運動会は、できる事(得意なこと)があること、出来ない事(苦手なこと)があることをわかり合った子どもたちが、協力し合い、助け合う運動会です。ペアでの行進は手を繋ぎ歩幅やペースを合わせています。クラスの競技でも大きい人が小さい人を思いやる姿が見られます。最後のダンスでは、暑くて、一日頑張ってくたくたなのに、自分が大きいと分かって優しくリードする年中や年長の姿に、胸が熱くなりました。年長リレーは今年も感動しました。クラス対抗の勝負です。嬉しさと、悔しさと、いろいろな感情が年長児の心を動かしたことでしょう。それも大切な一つの経験です。その気持ちを受け止めて、次のステップへ導くことが大人の役割です。勝つことも負ける事もあること、それよりも自分の力を発揮して取り組んだ、取り組めたことが素晴らしかったことを共有し、共感したいと思います。小さい人たちはその姿に憧れて、大きくなることを楽しみに過ごすでしょう。異年齢の関わりは、大人と子どもとの姿も同じようでした。名前を呼んで応援してくれた、笑顔で見ていてくれた、たくさんの拍手で迎えてくれた、ぎゅって抱きしめてくれた、おいしいお弁当を一緒に食べてくれた。大人が心を動かして、子ども達に手渡した思いやり、愛情、励ましは、異年齢でかかわる子どもたちのモデルになっています。手渡された経験は、その子の中に蓄えられて、いつか時を得てやってみるようになります。言葉も同じです。手渡された言葉はその子の力になります。子どもたちの遊びの様子を見ていると、お母さんそっくりだったり、○○先生そっくりだったりしませんか。今年の運動会を終えて、「楽しかったな、」「嬉しかったな」「温かかったな」「素敵だったな」と思えたのは、子どもが大人に、大人が子どもに豊かに愛情を注いだ運動会だったからでしょう。保護者の皆さんのご理解とご協力を心からお礼申し上げます。ありがとうございました。感謝をこめて    

(園長)