園長からのメッセージ

11月のおたより (18.11.14)

一日、いちにち秋が深まります。子どもたちは秋の贈り物を見つけるのが上手で、きれいな葉っぱや木の実などを手に大切そうに登園してくる姿は、なんとも可愛らしく嬉しい気持ちになります。これから五月山の紅葉も綺麗な季節を迎えます。恵まれた環境に感謝して秋の恵みを感じながら過ごしたいと思います。

 10月の終わりから学年ごとに懇談会をさせて頂きました。お忙しい中でご協力いただき、ありがとうございました。1学期の懇談会では何となく距離のあった様子に見えましたが、お祭り、夏休み、運動会を経験してお母さん同士の繋がりも強くなっている事が感じらました。子どもたちのその年齢での育ちをお話したあとは、今思っている事をお話しさせて頂きました。どの学年でもあとで感想を伝えていただいたことの内容は「Me First(ミー ファースト)」についてでした。自分が一番、自分を一番に思う人、考える人が増えているという雑誌のコラムはショックでしたが、どこか頷くことができました。今の子どもたちがその価値観で育てられているとしたら、人とのつながりはますます希薄になり、独りよがりな生き方になってしまうのではと心配になりました。自分の気持ちや考えが言えたり表現出来る事と、自分勝手に振舞ったり発言することは全く違います。混同してしまうとますます「Me First」を助長してしまうことになりかねません。ですが、どこからどこまでの線引きは難しい事でもあります。心の隅に「Me Firstではありませんか」という言葉を置いて、気を付けて過ごしたいと思いました。年少の懇談ではそのことに触れながらも、94歳の現役助産師坂本フジヱさんの著書の中から今父母の会の図書にも入っている「ばあちゃん助産師(せんせい)こころの子育て」と言う本を取り上げました。そこに書かれている

 自分本位におもうのは「思う」

 相手の身になっておもうのは「想う」

 相手の幸せを念じて祈るのは「念う」

 オモウココロには3通りあるな。

身に染みました。今の私のおもうはどんなおもうでしょう、皆さんのおもうはどれでしょうか。実りの秋は子どもたちをも豊かに成長させてくれる季節です。子どもたちの事を想い、子どもたちの家庭を念いながら11月を過ごします。ここで繋がった子育ての輪に強められて、互いを思い合う心も育みましょう。(園長)