園長からのメッセージ

5月のおたより (21.05.12)

5月になりました。五月山の緑が色濃くなり美しい季節を迎えました。先日の年長、年中の山登りでは、子ども達は、神さまからの贈り物に心を動かして喜んで帰ってきました。あいにく前日の雨の影響もあり、お弁当は園に戻って食べましたが、自分の力を使って最後まで歩いた経験は自信になったことでしょう。今月は3学年揃って遠足に出かけます。小さい人と一緒に出掛けることは、思いやりの心を育みます。大きい人と一緒に出掛けることは、信頼する心を育みます。異年齢の経験は、最初からうまくいくことばかりではありませんが、一緒に過ごすことを通して子ども達が子ども達から学び、感じ、工夫して関係性が作られていきます。うまくいかなくて困ったり、一緒に出来て嬉しかったり、助けてもらって戸惑ったり、自分とは違うということを子ども達は知っていきます。

ある朝、泣いている年少児に付き添っていた数名の年中児に呼び止められました。「お母さんに会いたいねん、電話してあげてくれる?」私の目の先にいたのは去年同じように大きい人に支えてもらっていた子でした。嬉しかったことを同じようにしてみることは喜びの経験です。初めてのウサギ当番を経験した年長児が、そばでずっと見ている年少児に「あのね、年長になったらできるからね、待ってたらいいで」と声をかけました。大きくなるのを楽しみに待っていた子どもの声でした。その言葉はきっと、大きくなることを楽しみに待つきっかけになったことでしょう。異年齢保育の良さは何気ない保育の中に発揮されています。                        (園長 藤原睦子)