園長からのメッセージ

6がつのおたより (21.06.11)

園庭のアジサイが咲き始めました。雨の季節を喜んで植物が成長します。子ども達の植えた、ニンジン、キュウリ、ヒマワリ、イエロートマト、これからもう少し種類も増えそうですが、成長させてくださる神さまの恵みを子ども達と一緒に感じながら過ごす6月の幼稚園です。芽が出て、茎が育ち、葉が増えて大きくなり、花が咲き実がなります。土の中で育つもの、土の上で育つもの、一つひとつ違います。時間がかかるもの、すぐに収穫できるもの様々です。植物を育てるのは子育てに似ているといわれます。教会幼稚園で育つ子どもたちが、その子らしく育まれますようにと願います。誰かと同じでなくてもいい、その子に時がありその子の育ちが必ずあります。それを見つけ、大切にして過ごしたいと思います。焦らないで、時をかけ、豊かな育ちを待ちましょう。

園庭の奥に、1本のビワの木が育ちました。今から17年前、お弁当に入っていたビワを食べ終えたOちゃんに、「これ植えたら、ビワ出来る?」と尋ねられ、「植えてみようか」と2粒の種を植えました。一つは芽が出ましたが大きくなりませんでした。もう一つは年々大きくなり、数年前から花を咲かせるようになりました。「彼が成人するころには食べられるといいな」と願いながら、密かにビワの成長を見守ってきました。そして今年、ようやく実がなりました。青い空に黄色いビワが映えて、嬉しい気持ちで毎日眺めています。当時、3歳児だった彼は覚えていてくれるでしょうか?熟した頃にOちゃんに届けたいと思います。「しばらくぶりに会えるといいな。」今年20歳のOちゃんの笑顔は、私の中では一緒にビワの種を植えたときのとびっきりの笑顔です。   (園長 藤原睦子)