本文へ移動
3月のおたより
2025-03-01
いよいよ今年度も最後の月を迎えます。この一年間の歩みを振り返ると、保護者の皆さんにはいつも園の保育を支え、私たち職員を励まし、ご理解とご協力をいただいていることに感謝の気持ちでいっぱいになります。ありがとうございます。
 今年度も子どもたちはそれぞれに心も身体も豊かに成長しました。一人ひとりの歩みの幅も進み方も様々ですが、確実に前に向って歩みを続ける子どもたちの姿を嬉しい気持ちで見守れたことは大きな喜びです。時には立ち止まることもあります、後ろに戻って自分の場所を確認していることもあります。ゆっくり歩いてみたり、駆け足で進んでいく時もあるでしょう。その時々に必要な歩み方を「子どもたちは知っている」のだなと、大人は後から気づくことが多いように思います。だからなのでしょう、子どもの成長を心配するあまりに焦って、促成栽培をするように手を掛けすぎたり口を出しすぎてしまい、子どもの生きるために考える力や考える時間を奪ってしまうことがあります。4月から新しいステージに向う子どもたちの今の姿を見つめ、大人としての振舞い方を改めて見つめ直したいと思います。
 聖書の言葉に「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。」(コリントの信徒への手紙Ⅰ 3章6・7節)とあります。我が子を大切に想い愛するがゆえに、本来子どもたちが神さまからいただいている賜物(力や個性)を奪ってしまうことのないようにしたいものです。そして、子育てや保育という大切で尊い営みを通して私たちも成長できる人として、子どもたちから神さまから愛されている存在でいられることに感謝します。                    (園長 藤原睦子)



TOPへ戻る