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1月のおたより
2023-01-10
新年あけましておめでとうございます。新しい年には気持ちも新たに目標を立てたり、抱負を考える機会が多いのではないでしょうか。ある人が小さい人に大きくなった何になりたいと尋ねると、「りんごになりたい。だって美味しいでしょ」と。大好きの表現にもいろいろあるなぁとつい笑ってしまいましたが、きっと真剣に大好きなりんごになりたいと思っているのでしょうね。心の持ち方を羨ましく思いました。
伝える「言葉」は人それぞれです。自分の持つ「言葉の箱」の中に溜められた「言葉」の中から選んで口に出してみるのですから、知らない言葉は使えません。そう思うと温かい、優しい言葉をかけて「言葉」を育むことはコミュニケーション能力の基になるのでしょう。胎児は聞こえていると言われていますから始まりは生まれる前からということになります。
最近「ごめんなさい」が言えない人がいます。間違いに気づきそのことを受け入れないと「ごめんなさい」は言えませんから時間がかかることはあるでしょう。でも自分の間違いに気づいても受け入れる力が弱くて、「ごめんなさい」が言えない大人が増えているようです。間違いや失敗は誰にでも起こることです。自分の弱さも受け入れて「言葉」を通して思いを伝えることは大切なことです。そして伝わった思いを受け止めて「いいよ」「大丈夫だよ」と許し合う(許容量が小さくなっているようですが)ことが出来たら小さなかかわりの中の平和が波紋の様に広がって大きな平和に繋がってゆくのではないでしょうか。伝えあい許し合うところに神さまの喜ばれる平和があります。私たちは平和を創り出すことができるのですね。 
(園長 藤原睦子)
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