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3月のおたより
2023-03-01

三寒四温、季節が変わろうとしています。今年度の歩みもあとひと月となりました。

この一年を振り返る時、保護者の皆さんのご理解とご協力をいただき、励ましとお支えによって日々の保育がなされたことを、心から感謝いたします。思えば、今年の年長さんは新型コロナウィルス感染症の不安の大きい中、四月からの保育が始められませんでした。目に見えないウィルスへの対策が求められ一斉休園からのスタートとなりました。焦る私たちは子ども達のために出来ることがしたいと、不足している子ども用のガーゼマスクを作り、慣れないながらもユーチューブを配信し、手紙や遊びのキットを作りました。それでも会えないこと、幼稚園で保育が出来ないことへの不安や寂しさは消すことが出来ませんでした。分散登園などの時期を経てようやく通常の保育に戻ることが出来ても、マスクの着用、換気、消毒、人との距離など制限の多い毎日でした。少しずつ、少しずつ出来ることが増えましたが、まだまだ元には戻りません。でもそのことを寂しく思うのは大人だけです。今の幼稚園がいつもの幼稚園として過ごしている子ども達にとって、昨日も今日も明日も、毎日はかけがえのない一日であることを、改めて子ども達から教えられ過ごした3年間でした。先の不安はありますが、今日も子ども達がたくさん遊び、人と関わり合うことで学ぶ喜怒哀楽の気持ち、喧嘩したら仲直りできる喜び、許し許されてお互いさまで大きくなる子ども達の姿はコロナの前も後も同じです。子ども達の笑い声や泣き声が聞こえます。命の声です。ここに子ども達といる日常を感謝いたします。
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