夏休みが終わります。暑い暑い毎日が続きましたが、いかがお過ごしでしたか?
今年は少しまとめてお休みをいただき、北海道に引っ越した娘家族のもとに出かけました。涼しく過ごせるかなと思っていましたが、今年の北海道の夏は特別暑い夏だったようで、「暑い北海道にようこそ」と何度となくご挨拶いただきました(笑)。新しい家族を迎えるための手伝いに招かれて出かけたのですが、普段は幼稚園で子どもたちを迎える私が、3歳児の孫の預かり保育の送り迎えを経験しました。歩いて10分ほどのところにある幼稚園ですが、あの道、この道、行きつ戻りつ、いつも出合う草や花、アリや、蝶にミミズを紹介されながらの登園でした。帰り道も同じです。石垣に登ったり、影や陰を探したり、ちょっと遠回りして公園に立ち寄ったり、毎日通う道だからこそ、いろいろな出合いや発見があることを楽しみました。お昼ご飯の話や、友だちの事、先生の事、園庭のトマトの数、ポケットにしまってある小さな石に(本人は化石と呼んでいます)心を動かして毎日を過ごせていることに感謝しました。いつもなら働いている時間なのに夕食も済み、もういつ寝てしまってもいいような暮らしぶりです。「あっ、この一日のおしまいが早いなぁという感じ、久しぶり。」とにかく小さい人との暮らしは一日が短く忙しいですね。一生懸命に子育てしながら暮らす保護者の皆さんの工夫や努力に頭の下がる思いです。
いよいよ、2学期が始まります。暑い中のスタートですが、体調に気を付けて過ごしましょう。9月は10月の運動会に向けて、それぞれのクラスがテーマを楽しみながらひと月かけて準備をする時です。一日いちにち、友だちや保育者と一緒に経験を重ねることが大切です。生活のリズムを整えて遅刻や欠席をすることが無いように、ご協力ください。満3歳児さんも加わって新しい遊びの景色が想像されます。大きい人と小さい人とつながりを大切に過ごしたいと思います。保護者の皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。
(園長 藤原睦子)