「ひよこさん」と一緒に過ごし始めて、ひと月が経とうとしています。それぞれのクラスで異年齢のかかわりが見え、困っていたり、嬉しそうだったり、戸惑いながらもクラスの一員として迎えている子どもたちの姿からは、柔軟な心と、受け入れる優しさや強さが感じられて、大人が学ぶことの多い９月だったように思います。

私たちの願う保育は一人ひとりを大切にすることはもちろんですが、集団として人とつながり関わり合うことの楽しさや喜びを知り、難しさを感じた時には考え、工夫し、乗り越える心を育てることです。小さな喧嘩や、小さな怪我は子ども達の力となり、大きな喧嘩や大きな怪我から自己と他者を守る力が育ちます。幼児期に遊んで、遊んで、遊びきって、育ちあう子ども達を（子どもではなく子ども達です。）見守ることのできる大人達（保護者も保育者も）でいたいと思います。

１０月７日（土）は運動会です。運動会を見ればその園が大切にしていることが分かると言われているそうです。教会幼稚園の大切にしていることが、つながっている一つひとつの家庭に届けられるような運動会となることを願っています。久しぶりに大勢の家族の応援を受けながらの運動会を私たちも楽しみにしています。温かい拍手や、声援を受けた子ども達は自信を持ち、嬉しいと感じることでしょう。ドキドキして当日は上手く参加できないこともあるでしょう。でも大丈夫です。どんな時にも温かい眼差しを送り、今日は出来なくても育っている子どもの力を信じる心でしっかり応援してください。親子競技や、親子ダンスと参加していただくプログラムもあります。皆さんが楽しむ姿を嬉しい気持ちで大きな拍手で応援します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（園長　藤原睦子）