12月が近づくと、アドヴェント（クリスマスを待つ時）が訪れます。朝の登園時間、門から見上げた五月山の紅葉が美しく彩り、深まりゆく秋を感じながら冬へと向かうこの季節は、凛と張り詰めるような空気の冷たさとクリスマスを迎える温かさが混じり合う不思議で特別な時です。

お部屋では、日ごと一緒にアドベントカレンダーの扉を開き、クランツのローソクに火を灯し、讃美歌を歌い、クリスマスの物語りを繰り返し聞いて、喜び日の訪れを待つことは嬉しい経験です。降誕劇（ページェント）でいろいろな役をすることは楽しくてワクワクする経験です。こうして様々な経験を通してクリスマスの本当の意味を知ることで、クリスマスを大切にお祝いする心が育ちます。また、誰かのために心を込めてプレゼントを作ることは嬉しくて楽しい作業です。「ありがとう」「嬉しいね」と笑顔で喜んでもらえた経験は心を豊かにし、自己肯定感を育てます。

クリスマスは子ども達に、保護者の皆さんに、ここで働く私たちに、神さまと人に愛された温かく優しい思い出を心に刻んでくれることでしょう。その思い出はこれから先の未来を生きる力になると信じています。

♪　うれしい　うれしい　クリスマス　カンカンカンカン　鐘の音

　　　　子どもの好きなイエスさまの　お生まれなさったこの良い日

　　　　うれしい　うれしい　クリスマス　カンカンカンカン　鐘の音　♪

（　こどもさんびか２４番　）