元旦に起きた石川県能登半島地震では、多くの方の命が奪われ、今もなお被災し困難な生活や、深い悲しみの中におられる方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興と、安全で平穏な日常への回復をお祈りいたします。クリスマス献金のご報告にも記載しましたように、被災地の子ども達支援のためにも用いていただくようにいたしました。皆さんの温かいお気持ちと合わせてお役に立てればと思います。これからも覚えて歩みたいと願っています。時に応じてのご協力をお願いいたします。
3学期が始まった日、子ども達に出会うと「あけましておめでとうございます」「今年もよろしくお願いします」との挨拶が交わされました。お正月に大人の交わす挨拶を聞いて、「いつもと違うな」「何だろう、面白いな」「ちょっと真似してみよう」と興味を持ったのでしょう。子どもはいつも大きい人に憧れ、やってみたい、大きくなりたいと思っているのですね。慌てて、「こちらこそ、よろしくお願いします。」とあいさつを返しました。
2学期から始まった満3歳児保育では、子ども達は自然に受け入れ合いクラスの仲間として過ごしている様子を嬉しく思いました。保護者の皆さんのご理解に感謝です。
2月になると年長児は卒園に向けて様々な取り組みを経験します。これまでよりも一日いちにちが大切な時間になります。相談して一緒に考えて、それぞれの出来ることを認め合って分担したり、小さい人への思いを分かち合ったり、大きくなることへの希望や期待を共有したり、遊びや経験を通して一番大きい人としての自覚が自信となってゆくのがこの時期の年長児です。年中児はうさぎ当番の引継ぎなどを通して憧れの年長さんのへの「ありがとう」と「素敵だな」の心が育まれ、次は僕たちがと年長になる事への期待が育まれていきます。年少児や満3歳児もそうです。大きい人のそばで大きくなることへの喜びを感じ、喜んで過ごす毎日の遊びが大きくなる心を育んでいきます。今年度もあと2ヶ月です。大人も子どももかけがえのないその日を一緒に過ごせますように、園の保育にご理解とご協力をお願いいたします。 (園長 藤原睦子)