新緑が綺麗な季節(5月17日)に3学年揃って春の遠足に出かけました。幼稚園から緑のセンターに向うとぐっと山が近づきます。温室には珍しい花や木が育ち、建物の回りの水場では小さなメダカや大きな鯉が水草をかき分け、ゆったり優雅に泳いでいます。そのまま橋を渡って進むと大型リフトを使い、上方で木々の剪定をしている作業車に出合いました。作業の手を止めていただいた間に横をすり抜け児童文化センターの方へ緩やかな坂を上ります。児童文化センターでは空高く泳ぐこいのぼりに挨拶をして五月山公園に向いました。予定よりも早く到着できたので、先に動物園を一回りしてから橋を渡り、奥の緑風台でお弁当を食べました。家族の愛情を味わって心もお腹も満たされた子ども達の笑顔が溢れます。ペアの友だちと手を繋いで歩く大きい人の寄り添う姿に感動します。ひと月あまりの時間を重ねたことで学年を超えて関わり合う成長の姿です。クラスの姿は「クラスだより」で、学年の姿は「そだち」で行事の様子は掲示板でお知らせしています。ブログやインスタグラムでも子どもたちの遊びと人や物との関わりの中で育つ姿や園の思いを発信しています。保育参加は教会幼稚園の保育を体験していただく大切な日です。いろいろな形で教会幼稚園の保育を知っていただき、同じ思いで子ども達の育ちを見守ってください。よろしくお願いいたします。
先日、また一つ大切にしたい言葉に出合いました。「休憩はね、そのあとに長く歩いていくための、必要な時間なんだよ。」(確かにそうなのですが、)初めて聞いた時から心に深く刻まれました。これから長い人生の歩みを続ける子ども達が、誰にでも「休憩」できる人と場所と時があることを知っていてほしいと願います。休憩は立ち止まることではなく、次の一歩を始めるための通過ポイントです。急いでゴールに向かわなくても、いえ向かえない時があっても、ゴールはちゃんとそこにあること、私たちにはそこにたどり着く力をいただいている事を覚えておきたいですね。 (園長 藤原睦子)