五月山の紅葉も始まり、朝夕の空気の冷たさや保育中に園庭を吹き抜ける風の心地よさに秋の訪れを感じます。実りの秋は私たちにいろいろな事柄を通して働きかけ、嬉しさや楽しさ喜びを届けてくれます。生活の中で感じる恵み（神さまからの贈り物）を一つひとつ子どもたちと発見し、友だちと共有して一緒に感謝して過ごしたいと思います。

今年、池田五月山教会幼稚園は創立60周年のお祝いの年を過ごしています。私事ですが30周年は一保護者として記念のバザーやお祝いの会に参加しました。40周年からは職員の一員として迎えた思うと、長く教会幼稚園の保育に関わるものとして用いていただいています。多くの同僚とつながり教会幼稚園の保育の良さを伝承し、時代に合わせて新しい試みを計画し、一緒に試行錯誤しながら歩める職場です。子どもを中心に、遊びを大切に、神さまのお護りの中で「いきいき・のびのび」成長する子どもたちの姿を一緒に喜び合える保護者の皆さんと出会える場所です。ここに居られることを心から感謝します。

この地域で、教会を始め多くの人の祈りと願いによって創られた園が、60年の歩みを続けてこられたことは大きな恵です。創立当初の卒園児が親となり、保護者が祖父母となって戻ってきています。発信しているSNSのフォローに名前を見つけたり、自身のSNSに投稿しているのを見ると、多くの方に愛され大切な場所として覚えていただいていることに感謝です。

こうして数えきれない感謝の気持ちを携えて、11月4日（月・休）の日を迎えます。今、ここに集められた子ども達と大人達の喜びにあふれた日となりますように願っています。よろしくお願いいたします。9月に松浦八恵子先生（前園長）が天に召されました。この日も天国から笑顔と愛を届けて下さることでしょう。　　　　　　　　　　（園長　藤原睦子）